長内 啓志の話を皆さんに❗

言いたいことを素直に言わせていただきます✨

本の話でも『遠いリング』

皆さん、こんばんは

火曜日の夜🌃✨

いかがお過ごしでしょうか?

一気に秋模様ですね。

皆さん体調管理など気をつけて下さいね。

さて、今日はですね…

本の話でもしようかと思います。

後藤正治さんの『遠いリング』

600ページある本となっています。

かなり古い本で、1988年に刊行されてます。

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当時を振り返ると、日本がバブルで

沸き上がっていた時代であり、元気が

有り余っていた時代です。

この前、『一瞬の夏』という本を

紹介させてもらいました。

ボクシングの話なんです今回も。

『一瞬の夏』と違う所は1人に焦点を

合わせているのではなく、『遠いリング』

では、7人のボクサーに焦点を合わせて

いるんです。

スター性があり、チャンピオンになる人物

貪欲に這い上がり、チャンピオンになる人物

必死に練習をしても、勝てない人物

試合で結果が出ない人物

結果にこだわらない人物

自分の事よりも他人の為に尽くす人物

噛ませ犬の人物

どれもいい話なんですが、一番感銘を受けた

噛ませ犬のボクサーの話をさせてもらいます。

噛ませ犬とは、絶対に負ける立場にいる

選手の事を言います。

例えば大事な試合の前に、調整の意味で

行われる試合に選ばれるボクサー。

チャンピオン防衛の為にランクが低く

チャンピオンが負けない試合をする相手が

噛ませ犬のボクサーとなります。

余談ではありますが、当時は大阪主催の試合は

大阪の選手が有利で、東京主催は東京の選手が

有利だったんです。

また、赤トランクス、青トランクス

に分かれる試合

新人王、4回戦ぐらいまでの試合は

引き分けの場合、赤トランクスの

選手が勝ちと

なったみたいです。

(今の時代は違うみたいですが、当時は
あたりまえだったみたいです)

話を戻しますが、この本の噛ませ犬は

最後に意地を見せます。

どんなに殴られても、前に進んでくる。

そして必死に殴ってくるのです。

最後は、皆さんの想像にお任せします。

何かが弾けたんでしょう。

噛ませ犬をしてもボクシングをやるのは、

ただ純粋にボクシングが好きだから。

このボクサーは言うんですよ。

私は噛ませ犬な存在をバカにはしません。

意地を見せれる事が、出来るなら。

皆さんはどうでしょうか?

ではまた❗